スミッシング②
インターネット上のサービスを悪用した攻撃
脅威概要
金融機関などを装ったメッセージをSMS(ショートメッセージサービス)で送りつけ、メッセージに記載されているURLをクリックさせ、実在する正規サイトにそっくりな偽サイト(フィッシングサイト)に誘導する攻撃。
事例
■三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行など大手銀行を装う手口
・利用者が受信したメッセージに「パスワードが翌日に失効するため、銀行のメンテナンスサイトより更新をお願いします」のようなメッセージが記載されている。
・URLをクリックし、誤ってログインIDやパスワードを入力すると、情報を盗み取られる。
■佐川急便やクロネコヤマトなど宅配業者を装う手口
・利用者が受信したメッセージに「お客様宛にお荷物をお届けしましたが、不在のため持ち帰りました。配送物は下記よりご確認ください」のようなメッセージが記載されている。
・URLをクリックすると不正なアプリがインストールされ、スマホ内の情報を盗み取られる。
対策(自己を守る方法)
・SMSのメッセージに記載されているURLをチェックする。
一般的なSMS認証では確認コードや認証コードのみが記載されていることが多く、別サイトへ誘導されることは多くありません。
SMSのメッセージにURLが記載されている場合は、とにかく疑ってみることが必要です。
・良く分からないスマホアプリはダウンロードしない。
スミッシングによるメッセージを受信すると、不正な行為をするアプリがダウンロードされることがあります。
スマートフォンにアプリをインストールする場合は、必ず公式のアプリストアからダウンロードすることを心掛けましょう。
もし不正なアプリをインストールしてしまったら、速やかに削除してスマートフォンで設定しているパスワードを変更することが必要です。
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